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【定数割れを防ぐ】印刷後の加工予備は何枚必要?目安と注意点を専門家が解説

2026.5.27
PP貼り

印刷物の発注や制作進行において、「加工予備を何枚用意すればいいのか?」と悩む担当者の方は多いのではないでしょうか。

ギリギリの枚数で進行してしまい、加工不良によって必要な納品数を下回る「定数割れ」が起きることは絶対に避けたいトラブルです。

本記事では、PP貼りやパッケージ加工などの後加工に必要な予備枚数の目安と、発注時にプロが必ずチェックするポイントを分かりやすく解説します。


なぜ後加工に「加工予備」が必要なのか?

印刷が終わった後の工程(表面加工、打ち抜き、折り、貼りなど)では、必ず機械のセッティングやテスト稼働が行われます。

この調整段階(試し通し)や、加工中に発生する避けられないロスをカバーするために使われるのが「加工予備」です。

予備を含めずに印刷枚数を決めてしまうと、万が一不良が出た際に予備がなく、納品時に定数が不足する原因となってしまいます。


加工予備の枚数はどう決める?(目安と計算方法)

加工予備の枚数は、ロット数(総数)や加工の種類、工程の多さによって異なります。一般的には「定数の5〜10%」と言われますが、小ロットの場合は注意が必要です。

1. 中〜大ロット(数千枚以上)の場合

定数の5%〜10%を見込むのが一般的です。

  • 例:5,000枚の納品に対し、500枚(10%)の予備。

2. 小ロット(数百枚程度)の場合:【重要】

小ロットではパーセンテージで計算すると調整枚数が足りなくなるため、「固定枚数(最低必要数)」で考えるのが業界の鉄則です。

  • 目安:1工程につき 30枚〜50枚以上
  • 例:定数が250枚の場合、10%(25枚)では足りないリスクが高いため、予備を50枚程度確保し、合計300枚用意することを推奨します。

加工工程が増えるほど予備も多く必要になる

パッケージ製造のように複数の加工を組み合わせる場合、各工程でロスが発生するため、予備は累積的に必要となります。

① 表面加工(PP貼り・ニス引きなど)

フィルムを熱圧着するPP貼りは、機械の温度が安定するまでの「温度ヤレ」や、フィルムのシワ・テンション調整(反り防止)のために、立ち上がりで数十枚の予備を消費します。

② 打ち抜き加工(トムソン)

指定の形状に型抜きする工程です。型の位置合わせだけでなく、紙の厚みや硬さに応じて切れ味を微調整する「ムラ取り」作業が必要なため、ここでも調整用の通紙が不可欠です。

③ 貼り加工(サック貼りなど)

糊付けして箱の形にする最終工程です。糊の噴射位置の調整や、折り目のズレを確認するために、テスト用の枚数が必要です。

計算の考え方:
「印刷 → PP貼り → 打ち抜き → 貼り」と3工程重なる場合、各工程で30〜50枚の調整が必要であれば、最終的に250枚納品するためには、最低でも計100〜150枚程度の予備(印刷枚数:350〜400枚)を積んでおくのが最も安全です。


発注時の注意点とトラブルを防ぐコツ

特に「印刷物を自社(または別の印刷会社)で手配し、加工のみを依頼する場合(支給手配)」は、以下のポイントを必ず確認しましょう。

  1. 事前に加工会社へ確認する
    「今回の仕様(紙質・厚み・形状)なら、最低何枚の予備が必要か」を事前に問い合わせるのが確実です。
  2. 特殊紙・オンデマンド印刷は多めに
    特殊な風合いの紙や、トナーを使用するオンデマンド印刷は、PPフィルムの密着不良や加工適性の問題が起きやすいため、通常より予備を厚めに確保しましょう。
  3. 「定数厳守」を伝える
    納品数が1枚でも欠けてはならない場合は、その旨を加工会社に伝え、余裕を持った予備設定を相談してください。

太陽紙技研のワンストップ加工なら安心

太陽紙技研では、印刷物へのPP貼り加工から、打ち抜き、販促物の組み立て・貼り加工まで、幅広い紙加工に自社一貫で対応しています。

  • 最適な予備設計:お客様の仕様に合わせて、過不足のない適切な予備枚数をご案内します。
  • スピード対応:工程間の輸送ロスがないため、短納期かつ高品質な仕上げが可能です。
  • 品質管理:各工程のプロが連携し、定数割れのリスクを最小限に抑えます。

パッケージや販促物の製造、印刷物の後加工でお悩みの際は、ぜひお気軽に太陽紙技研までご相談ください。

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