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UV・LED印刷物にPP貼りをする際の注意点と加工会社の選び方

2026.6.3
PP貼り

「UV印刷やLED印刷で刷った印刷物にPP貼りをしたいけれど、対応してくれる加工会社が分からない」「断られたり、トラブルにならないか不安」とお悩みではありませんか?

近年、印刷業界では環境への配慮や短納期化を背景に、紫外線を当ててインキを瞬時に硬化させる「UV・LED印刷」への移行が進んでいます。

しかし、UV印刷物は従来の油性印刷とはインキの性質が異なるため、PP貼り(ポリプロピレンフィルムを熱圧着して耐久性や光沢を高める表面加工)を行う際には特有の注意点があります。

この記事では、パッケージや販促物の制作担当者に向けて、UV・LED印刷物にPP貼りをする際の注意点と、安心して依頼できる加工会社を見極めるための質問項目を分かりやすく解説します。

UV・LED印刷物にPP貼りをする際の3つの注意点

UV印刷は速乾性に優れ、プラスチックなど多様な素材に印刷できるメリットがある一方で、PP貼り工程においては以下の点に注意が必要です。

1. 表面は乾いていても「内部乾燥」に時間がかかる

UV・LED印刷は紫外線を照射して表面のインキを瞬時に硬化させますが、実はインキの内部層まで完全に硬化するには4〜24時間程度かかる場合があります。

UV・LED印刷は瞬間硬化が特徴ですが、インキ層の厚い部分などでは内部に未反応の成分が残ることがあります。

この状態でPP貼りを行うと、熱によって成分がガス化(アウトガス)し、フィルムの浮きや気泡が発生する原因となります。

そのため、印刷後24時間程度の「エージング(養生)」を設け、反応を安定させてから加工を行うのが理想的です。

2. インキの性質による「割れ」や「密着不良」のリスク

UVインキは短時間で硬化する性質上、折り加工などを施した際に「背割れ(表面の割れ)」が発生しやすい傾向があります。

また、インキの成分によってはPPフィルムの糊が定着しにくく、密着不良を起こすこともあります。

特に端からのフィルム剥がれを防ぐためには、タチキリ(裁断位置)部分に白場(印刷しない部分)を設けたり、網濃度を下げたりする工夫が有効です。

3. 加工による「色味の変化」

PP貼りをすると、フィルムの性質によって印刷物の色の見え方が変化します。

一般的に、光沢のあるグロスPPは色が濃く鮮やかに見え、つや消しのマットPPは色が薄く、少しぼやけて見える傾向があります。

UV印刷の高い色再現性を活かすためにも、この変化を計算に入れたデザインや色調整が必要です。

安心して依頼できる加工会社の選び方(3つの質問項目)

「UV印刷対応」を明言していない加工会社も多いため、依頼前に以下の3つの質問を投げかけてみましょう。明確な回答が得られる会社であれば、安心して任せることができます。

質問1:「UV・LED印刷物のPP貼り実績はありますか?」

UV印刷物の特性(内部乾燥の必要性や密着性の課題)を理解し、適切な温度・圧力調整ができるノウハウを持っているかを確認します。

PP貼りは約110度前後の熱を加えるため、熱による影響を熟知している実績豊富な会社を選ぶことが重要です。

質問2:「事前のテスト加工(サンプル作成)は可能ですか?」

UVインキとフィルムの相性は非常にデリケートです。

トラブルを未然に防ぐため、本番前に実際の印刷物を用いたテスト加工(サンプル作成)を強く推奨します。

太陽紙技研では、10枚までのテスト加工を無料で承っております(※送料・用紙等はお客様ご負担)。

量産前に密着具合や色味の変化を実物で確認できるため、安心して進行いただけます。

実際にフィルムがしっかり密着するか、色味がどう変化するかを事前に確認できれば、安心して量産に進むことができます。

質問3:「用紙の厚さや余白の指定は明確ですか?」

PP貼り加工では、用紙を1枚ずつ8mm〜10mm程度重ね合わせながら(ダブらせて)機械に送り込みます。

PP貼り加工では、用紙を1枚ずつ数ミリ重ね合わせながら機械に送り込むため、用紙の進行方向(前後)に8mm〜10mm程度の「重ね代(余白)」が必要になります。

この余白が不足すると、重なり部分の跡が仕上がりサイズ内に干渉し、白い線のように見えるリスクがあります。左右の余白については機械によって調整可能なため、事前にデータ設計をご相談いただくのがスムーズです。

また、シワやよれを防ぐため、用紙は「四六判110kg以上」が推奨されます。こうした条件を事前にしっかり説明してくれる会社は信頼できます。

太陽紙技研のPP貼り加工の強み

太陽紙技研では、UV・LED印刷物へのPP貼り加工にも柔軟に対応しています。当社の主な強みは以下の通りです。

  • 手動機による細やかな調整:全自動機では難しい小サイズ対応や、UV印刷物の状態に合わせた微細な温度・圧力調整が可能です。
  • 徹底した品質管理:加工前と加工時の2段階で全数検品を行い、高い品質を保証します。
  • 豊富なフィルムの選択肢:グロス、マットはもちろん、ベルベット、和紙ラミ、ホログラムなど、パッケージや販促物の魅力を引き出す多様なフィルムをご用意しています。
  • 柔軟な納期対応:自社便(京都エリア)を活かし、最短翌日納品のスピード対応が可能です。お急ぎの場合は最短半日での加工も承りますが、UV印刷物の状態(乾燥具合)によっては品質保持のために適切な養生時間をご提案させていただく場合もございます。まずは現在の状況をお聞かせください。

まとめ

UV・LED印刷物にPP貼りをする際は、インキの内部乾燥時間や密着性、色味の変化に注意を払う必要があります。

加工会社を選ぶ際は、UV印刷への対応実績、事前のサンプル作成の可否、余白や用紙厚の明確な指示があるかを基準に判断しましょう。

太陽紙技研では、お客様の印刷物の状態に合わせた最適な加工をご提案し、事前のテスト加工も承っております。「この印刷物にPP貼りができるか不安」「どのフィルムが合うか相談したい」といった疑問がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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