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PP貼り加工に適した用紙の厚さ(斤量)とは?シワや反りを防ぐ発注のポイント

2026.6.10
PP貼り

「薄い用紙でPP貼りを発注したら、シワや反り(カール)が発生してしまった…」

このようなお悩みをお持ちの企業担当者様や販促物制作担当者様は少なくありません。PP貼り加工は、用紙の厚さ(斤量)選びを間違えると、加工不良や仕上がりのトラブルにつながりやすい工程です。

PP貼り加工を安全に行うためには四六判110kg以上の用紙が推奨されます。本記事では、なぜ薄い紙でトラブルが起きるのか、失敗しないための発注ポイントについて詳しく解説します。

なぜ薄い用紙でPP貼り加工をするとトラブルが起きるのか?

熱と圧力による「シワ・よれ」の発生

PP貼り加工は、約110度前後の熱胴とゴム胴の圧力を利用して、フィルムと紙を糊で圧着する仕組みです。

連量90kg以下の薄い用紙の場合、この熱と強い圧力に耐えきれず、加工中に紙にシワやよれが発生しやすくなります。

片面PP加工による「反り(カール)」のリスク

特に注意が必要なのが、ポスターやパッケージなどでよく用いられる「片面PP加工」です。

紙は湿度の変化によって伸縮しますが、PP(ポリプロピレン)フィルムは吸水率が極めて低く(0.01%以下)ほとんど伸縮しません。

この性質の違いにより、薄い用紙であるほどフィルム側に引っ張られ、強い反り(カール)が発生してしまいます。

PP貼り加工に適した推奨の厚さ(斤量)

PP貼り加工を美しく、トラブルなく仕上げるための用紙の厚さの目安は以下の通りです。

  • 推奨される厚さ:四六判110kg以上
  • 注意が必要な厚さ:四六判90kg以下(シワや反りのリスク大)

パッケージや表紙、販促物などでPP加工を検討する場合は、あらかじめ110kg以上の用紙を選定することが重要です。

なお、太陽紙技研では、厚手のボール紙(450g/㎡まで)の加工にも対応しています。

トラブルを防ぐ!発注前に確認すべき3つの注意点

1. 紙目の方向を考慮する

紙には製造時にできる繊維の流れ「紙目(縦目・横目)」があります。

片面PP加工による反りを最小限に抑えるためには、仕上がりの形状や用途に合わせて、反りにくい適切な紙目を選ぶことが重要です。

用紙選びの段階で、加工業者に相談することをおすすめします。

2. 加工に必要な「余白」を確保する

PP貼り加工では、紙を1枚ずつ8mm〜10mm程度重ねて(ダブらせて)機械に通します。

そのため、天地左右に8mm〜10mmの余白が必須です。

余白が不足すると、紙を重ねた際の跡がトンボ(仕上がり位置を示す目印)の内側に白い線として残ってしまうリスクがあります。

3. 事前のサンプル作成(校正確認)を行う

ネット印刷などのサービスでは、一度受注が確定して生産に進むと、仕様の変更やキャンセルができません。

万が一のトラブルを防ぐためにも、量産前にテスト加工を行うことが確実です。

特に、熱に弱いユポ紙などの化学紙を使用する場合や、インキの乾燥状態によるフィルムの剥がれが懸念される場合は、事前の検証が欠かせません。

特殊な加工や用紙のご相談は太陽紙技研へ

太陽紙技研では、一般的な全自動機では対応が難しい小サイズや、難易度の高い加工にも手動機を活用して柔軟に対応しています。

  • 加工前・加工時の2段階による丁寧な全数検品
  • グロス、マット、ベルベット、ホログラムなど多様なフィルムのご提案
  • 10枚程度の無料サンプル作成(事前の校正確認)推奨

「この用紙の厚さでPP貼りができるか不安」「過去に反りやシワで失敗したことがある」という方は、ぜひ一度太陽紙技研までご相談ください。

豊富な専門知識で、最適な加工方法をご提案いたします。

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