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薄い紙や分厚いボール紙にもPP貼りは可能?紙厚が混在する案件の外注ポイント

2026.7.9
PP貼り

「中厚紙のカタログ、厚紙のパッケージなど、異なる紙厚の印刷物にPP貼り加工を施したい。しかし、業者によって対応できる紙厚がバラバラで、発注先をまとめられずに困っている」

このようなお悩みを抱えるBtoB企業の制作・調達担当者様は少なくありません。業者を分けると、品質のばらつきや管理コストの増大といった課題が生じます。

結論から申し上げますと、書籍の表紙やカタログ向けの中厚紙から、パッケージ用途の分厚いボール紙までPP貼り加工は可能です。ただし、極端に薄い紙への加工は、シワやよれのリスクがあるため、用紙や機械の適性を事前によく確認する必要があります。

本記事では、紙厚ごとのPP貼り対応における注意点や、紙厚が混在するプロジェクトにおいて表面加工の業者を一本化するためのポイントを分かりやすく解説します。

紙厚ごとのPP貼り対応可否と注意点

PP(ポリプロピレン)貼り加工は、印刷物の表面に透明なフィルムを熱(約110℃)と圧力で圧着し、耐久性や美観を向上させる表面加工技術です。用紙の種類や厚みによって加工の適性が変わるため、以下の特徴を押さえておきましょう

1. 薄紙:用紙の適性と熱による影響に注意

一般的なチラシなどに使われる薄紙へのPP貼りは、加工時にかかる熱(約110℃)や圧力による変形・伸縮に耐えられず、シワやよれが発生しやすいため注意が必要です。また、ユポ紙などの合成紙(化学紙)も耐熱温度が低いため、通常の熱圧着では熱によるよじれや縮みのリスクが高くなります。

2. 中厚紙:専門業者なら安定して対応可能

パンフレットやカタログの表紙などに用いられる厚みです。ネット印刷通販などでは、機械の仕様や生産効率の観点から対応用紙が限定されているケースもあります。しかし、高い技術力を持つ表面加工の専門業者であれば、カタログや書籍表紙などへ安定してPP貼りを行うことが可能です

3. 厚紙・ボール紙:パッケージ用途で広く対応

商品パッケージや化粧箱などに使われる分厚いボール紙(コートボールなど)への表面加工も可能です。ただし、厚紙の確実な搬送と圧着には適切な機械設定や調整が必要となるため、パッケージ加工の実績が豊富な専門業者を選ぶことが重要です。

発注先を一本化するメリットと業者選びの基準

同一のキャンペーンやプロジェクト内で、販促チラシ、製品カタログ、展示用パッケージなど、様々な媒体を同時進行するケースは多々あります。

紙厚ごとに「カタログはA社、パッケージはB社」と分けて発注すると、以下のようなデメリットが生じます。

  • 業者ごとの入稿仕様(余白の取り方など)の確認に手間がかかる
  • グロスPPやマットPPの「質感」や「色味の変化(視覚効果)」に業者間でばらつきが出る
  • 納期管理やトラブル時の対応窓口が複雑化する

幅広い紙厚に対応できる「表面加工の専門業者」の強み

発注先を一本化するためには、規格化された印刷通販だけでなく、熟練の職人による細かな機械調整が可能な「表面加工の専門業者」をパートナーに選ぶのが最適です。

例えば、太陽紙技研では、中厚紙のカタログや書籍表紙から、パッケージ用の分厚いボール紙まで、幅広い用紙へのPP貼り加工(ラミネート)に対応しています。また、全数検品体制による徹底した品質管理を行っているため、品質のブレが許されないBtoB案件でも安心してお任せいただけます。

PP貼り加工を外注する際の3つの必須ルール

幅広い紙厚に対応できる業者を見つけても、データ作成や印刷工程での準備が不十分だと加工不良に繋がります。以下の3点に注意しましょう。

1. 給紙方向(天・くわれ側)に8mm~10mmの重ね代(余白)を設ける

シート式のPP貼り加工では、紙を1枚ずつ8mm~10mm程度「重ね(ダブらせ)」ながら機械に給紙し、フィルムを連続して貼り付けます。この給紙方向の重なり部分にインキ(特にベタやパウダー)が乗っていると、フィルムと紙がうまく接着せず、トンボの内側に重ね跡(白い線)が残る恐れがあります。そのため、必ず給紙方向の先端(天・くわれ側)には十分な余白を確保してください。

💡 デザイン面での工夫(剥離・変色対策)
オンデマンド印刷の全面ベタなどで端部の剥離や変色(黄変・ブリード)を防ぎたい場合は、上記の給紙用余白とは別に、タチキリ付近(1mm程度)に白場(余白)を設けたり、網濃度を下げたりするデザイン設計が非常に有効です。

2. インキの内部硬化・乾燥時間を十分に取る

印刷面のインキが完全に乾いていない、あるいは硬化していない状態でPPフィルムを貼ると、後からフィルムが浮いたり剥がれたりする原因になります。

特に近年主流となっているUV/LED印刷の場合、紫外線照射によって表面は瞬時に硬化しても、インキ膜が厚い場合などに「内部硬化不良」を起こしていることがあります。この状態でPP加工を施すと、未反応の成分(残留モノマー等)が後からガス化してフィルムを押し上げ、浮きや剥離を招きます。加工前に4~24時間程度の「養生(エージング)」時間をしっかりと見込んだスケジュールを組みましょう。

3. 事前のサンプル作成(校正貼り)で色味と定着を確認する

PPフィルムを貼ると、光の反射が変わることで視覚的に色が変化して見えます(グロスPPは色が濃く鮮やかに見え、マットPPは落ち着いた印象になります)。また、熱や接着剤の影響でインキが変色(ブリード現象や黄変)するリスクもあるため、本生産前に実際の印刷物を用いたサンプル作成(校正貼り)で仕上がりを確認することを強くおすすめします

太陽紙技研では、PP貼サンプルを10枚まで無料で作成(サイズ不問)いただけます(※サンプル用の印刷物は依頼主側でご用意いただく形となります)

まとめ:紙厚が混在する案件は、実績豊富な専門業者へご相談を

薄い紙から分厚いボール紙まで、PP貼り加工をトラブルなく一本化して発注したい場合は、確かな対応力を持つ専門業者に依頼することで、管理コストの削減と品質の安定化が実現します

太陽紙技研では、幅広い用紙へのPP貼り加工はもちろん、ホログラムや蒸着、耐摩マットフィルムといった意匠性・機能性を高める特殊フィルムのご提案も行っております

さらに、京都市内エリアであれば自社便による資材の回収・納品に対応し、最短半日のスピード納期も可能です(※自社便は京都エリア限定、エリア外は別途相談。印刷の乾燥状態やフィルムの在庫状況により納期は変動します)。パッケージや販促物の表面加工でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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