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PP(ポリプロピレン)とはどんな素材?印刷・パッケージ加工における特徴と注意点

2026.4.28
PP貼り

パッケージや販促物の制作を検討する際、「PP貼り加工」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。

「PP(ポリプロピレン)とはそもそもどのような素材なのか?」「印刷物に加工することでどんなメリットがあるのか?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

本記事では、PP素材の基本的な特性から、印刷物の価値を高める「PP貼り加工」の効果、そして発注時に失敗しないための注意点まで分かりやすく解説します。

PP(ポリプロピレン)とはどのような素材か?

PP(ポリプロピレン)は、炭素と水素からなる高分子化合物(プラスチックの一種)です。私たちの身近な製品に広く利用されているこの素材には、主に以下のような優れた特性があります。

衛生的で安全性が高い

PPは無味・無臭・無毒であり、食品や添加物などの規格基準にも適合しています。乳幼児が触れたり舐めたりしても安全な素材であるため、食品パッケージやおもちゃの包装などにも安心して使用されています。

優れた耐久性と耐水性

ポリエチレンなどの他のプラスチック素材と比べても、耐熱性、透明性、光沢性、硬度に優れています。吸水率が0.01%以下と水を通さない性質を持っているのも大きな特徴です。

また、完全燃焼させると水と二酸化炭素に分解され有毒ガスが発生しないため、環境に配慮したサーマルリサイクルにも適しています。

印刷物の価値を高める「PP貼り加工」とは?

「PP貼り加工」とは、印刷物の表面にPPフィルムを、熱と圧力(約110度に熱した熱胴とゴム胴)によって圧着させる表面加工技術のことです。

本のカバー、コミック、雑誌、紙箱(パッケージ)、紙袋(ショッピングバッグ)など、日常で見かける多くの印刷物に用いられています

PP貼り加工を施す3つのメリット

  • 表面の質感を変え、高級感を演出する
    強いツヤを出す「グロスPP」や、つや消しで落ち着いた印象を与える「マットPP」などがあり、印刷物のデザイン性を大きく向上させます。
  • 紙面を保護し、耐久性を高める
    強度があり水を通さないフィルムで覆うため、傷や擦れを防ぎ、耐水性・防湿性を付加することができます。
  • 衛生的で安全
    前述の通り、PPフィルム自体が安全基準を満たしているため、衛生面が求められる製品にも最適です。

発注時に知っておきたい注意点と失敗しないコツ

PP貼り加工を美しく仕上げるためには、印刷物の設計段階からいくつか気をつけるべきポイントがあります。

1. 用紙の厚さと余白の確保

薄すぎる紙(四六判110kg未満)を使用すると、加工時の熱や圧力でシワやよれが発生する原因となります。

また、加工機に給紙する際、紙を8mm〜10mm程度重ねて連続で流すため、天地左右に十分な余白(重なり幅)がないと、重なった跡がトンボの内側に白い線として残ってしまう恐れがあります

2. インキの乾燥と印刷方式の相性

印刷面のインキが完全に乾燥していないと、後からフィルムが剥がれてしまう原因になります。特にUV/LED印刷は表面が乾いて見えても、内部層の完全硬化に4〜24時間かかるため注意が必要です。

オンデマンド印刷の場合は、トナーに含まれるワックス成分の影響で剥離しやすいため、専用の強粘着フィルムの使用や、四隅のベタを避ける設計が推奨されます。

3. フィルムによる「色の見え方」の変化(刷色変化)

PPフィルムを貼ることで、光の反射が変わり、印刷物の色が変化して見えることがあります。

一般的に、グロスPPは色が濃く鮮やかに見え、マットPPは少し薄く(ぼやけて)見える傾向があります。

仕上がりの色味に不安がある場合は、事前にテスト加工(校正貼り)を行って確認することをおすすめします。

太陽紙技研のPP貼り加工の強み

太陽紙技研では、グロスやマットだけでなく、ベルベット、和紙ラミ、ホログラムなど多様なフィルム加工に対応しています。

また、全自動機では難しい小サイズ(最小四六16切)や高難度の加工にも、手動機を活用して柔軟に対応可能です。

  • 徹底した品質管理:加工前と加工時の2段階で全数検品を実施し、確かな品質をお約束します。
  • 無料サンプルの作成:仕上がりの色味や質感を事前に確認できるよう、10枚程度の無料サンプル(校正確認用)を作成可能です。
  • スピーディな対応:午前中のご発注で最短翌日、お急ぎの場合は最短半日での納品にも対応しています。

まとめ

PP(ポリプロピレン)は、安全性が高く、耐水性や耐久性に優れた素材です。この特性を活かした「PP貼り加工」は、印刷物やパッケージに高級感と保護機能を与える欠かせない技術です。

加工を成功させるためには、適切な用紙選びや余白の設計、事前の色味確認が重要になります。

パッケージや販促物の製造でPP貼り加工をご検討の際は、幅広い加工技術と徹底した品質管理体制を持つ太陽紙技研へ、ぜひお気軽にご相談ください。

参考リンク

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